イノシシ危機一髪!何とか助かったお話です

以前、仕事の都合で神戸市灘区に住んでいました。

坂の中腹に家があり、山がすぐそばに迫っています。
山の上から下へと坂道が何本もあり、それらに水平の道が交差しています。

出勤時、いつものように水平の道を歩いていると、山側から女の人のヒールの音がしました。
出会い頭でぶつかったり、譲り合う手間が面倒で、歩くペースを遅くして先に通ってもらうことにしました。

そして先に通ってもらったら、女の人ではなく

イノシシでした。

うり坊が2匹並んで山を下っていたのです。

それが小型犬サイズでかわいい!背中の白い斑点模様もくっきりしていてぬいぐるみのようでした。

心の中で「そっちは町だよー!」と思ったのですが、子供で小さいとは言え、
野生のイノシシなので見送るだけにしました。

神戸市の山に近い場所はイノシシが出るという話を聞いたことがあるかもしれません。

とうとう出会ったのです。引っ越して半年経ってはじめてでした。

その1年後くらい、また通勤時でした。

バス停へのきつい坂道を地面を見ながら歩いていると前方からハイヒールの音が。
よけるために顔を上げると、そこにはイノシシが!

それも目の前に!

今度はかわいいうり坊ではなく、2メートルを超えるサイズの巨大イノシシでした!
胴回りはドラム缶並みにあります。

犬のようにしっぽを振りながら私の顔を見ています。

買い物のレジ袋を持った人が指を噛まれるということが近所であったのを思い出しました。

騒いだら突進されると思いました。とにかく冷静にと自分に言い聞かせました。

その時、子供のころに読んだ動物の本を思い出しました。
野生動物には否定形は通じないと書いてありました。
「いやだ」とか「来るな」では通ないということです。

「森へ帰りなさい」

とっさに心の中でそう唱えました。

するとイノシシは方向転換して山の方へ歩いていきました。

今思えばなぜその本を思い出したのかわかりません。
これが火事場の馬鹿力なのね、とか考えながらも全身の力が抜けながら
バス停を目指しました。

その後も近所でイノシシ事件が多発して、町内でイノシシ注意の案内が配布されました。

このお話がいつかあなたの役に立てば、
いやいや、役に立つような遭遇をしない方がいいですね。

それでも遭遇してしまった時はこの体験談が役に立ちことを祈ります。医療脱毛 湘南